菊地光学精工株式会社
多品種・小ロットの高精度レンズ加工に特化。全工程を社内で行う一貫体制を確立。
昭和初期からレンズ加工を手掛け、高度成長期に大手カメラメーカー向けのレンズを製造していた菊地光学精工(株)。やがてカメラの量産化によってコスト競争が激化したため、量産品から医療機器・測定機器の小ロット品に転換を図ります。その後、カメラの生産拠点はアジア諸国へ移り、この転換が功を奏しました。
「光学業界は、信州・関東が製造エリアの中心です。そこから離れている立地条件を逆手に取り、レンズ加工の全工程を社内でまかなえる体制を整えました。その優位性が近年、脚光を浴びています」と菊地敏則社長。高精度なレンズの研磨から接合、切断、洗浄、コーティングといった工程をすべて社内で手掛け、ユニットで納品することで、取り引き先の利便性が高まり、納期短縮も実現しています。
また、取り扱い品目が光学レンズ、プリズム、平面基板など、幅広いのも特徴。なかでも円筒型のシリンドリカルレンズを加工できる企業は国内では数社しかなく、加工機も同社オリジナル製です。
現在、世界的に大きなシェアを持つ眼科医療機器や顕微鏡、測定機器メーカーを顧客とするほか、「めっせ de さかい」などの展示会に出展し、他業種の顧客を開拓している同社。
今後は「海外との取引をめざすとともに、長期的には金属加工・電気系企業等とグループ化し、グローバルニッチの領域に特化した高度専門型ネットワークを構築したい」と、さらなる構想を描いています。

菊地 敏則 社長

オリジナルのシリンドリカルレンズ加工機

コーティングを行う真空蒸着機

医療・測定機器に用いる異常分散ガラスの研磨工程
会社概要
| 会社名 | 菊地光学精工株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 堺市中区大野芝町213-1 |
| TEL | 072-235-2131 |
| FAX | 072-235-3577 |
| URL | http://www.kikuchi-kougaku.co.jp/ |
